モクを焚く正しいタイミングが分からない
耐えモクやリテイクモクと言われても意味がわからない
VALORANTでは、優秀なコントローラーがチームにいれば試合が進めやすくなります。
しかし、初心者にとって状況に応じたモクの使い分けは非常に難しいですよね。そもそもモクを炊く意味を理解されていない人も多いと思います。
そこでこの記事では、モクの大まかな目的を解説し、基本となるモクから「耐えモク」「リテイクモク」といった専門的なモクの種類、それぞれの目的を解説します。
この記事を読むことで、モクの目的や状況に応じた最適なモクの展開方法の基本的な考え方が分かります。
結論として、モクの目的は「チームが安全に行動できるスペースを作る、または敵の射線を絞ること」で、状況ごとに目的を明確に持って展開することが重要です。
モクの目的|チームが安全に行動できるスペースを作る
VALORANTは射線管理が重要なゲームです。モクの最大の目的は、チームが安全に行動できるスペースを作ることです。
モクを展開すると、モクの後ろにいる敵はモクの奥を視認することが出来なくなります。
これにより、エントリー時にはクリアリングする箇所を限定できます。無数にある射線の中から、クリアリングすべきポジションを絞り込んでサイト内へ侵入可能です。
つまり、エントリー時のモクは、味方の安全を守るための盾として機能します。
また、モクは敵の行動を制限する効果もあります。モクの向こう側が見えない状態では、敵は不用意に突撃できません。
守りでは敵の攻めのテンポを遅らせ、味方がサイトに寄ってくる時間を稼ぐことができます。
モクの種類と目的
VALORANTにおけるモクは、状況やタイミングによって名称と目的が変わります。それぞれの特徴を理解することが重要です。
大きく分けると、攻めで使う基本モク、守りで使う基本モク、そして特定の戦術で使う応用モクに分類されます。
基本モク:攻め
攻めにおける基本モクの目的は、サイト内に侵入する際の危険な射線を切ることです。
防衛側のプレイヤーは、侵入してくる攻撃側をサイトの奥や高所(ヘヴンなど)から待ち構えています。
これらのポジションの視界をモクで遮ることで、味方がクリアリングする箇所を限定し、安全にサイトへ入るスペースを確保します。

モクを焚くときは、隙間を作らないことが重要です。少しでも隙間があると、そこから狙い撃ちされます。
また、サイトにエントリーする直前のタイミングで展開することも重要です。早すぎるモクは、味方が入る前に消えてしまうため意味がありません。
なお、本命のサイト(スパイクを設置する予定のサイト)とは逆のサイトにモクを炊いてエントリーのフェイクとして使用することもあります。
(フェイクによって敵が逆サイトに寄ってきてくれれば、本命のサイト内の敵が減り、エントリーしやすくなります)
基本モク:守り
守りにおける基本モクの目的は、敵の進行を足止めし、時間を稼ぎ出すことです。
主に、メインやサイトへの侵入口(チョークポイント)に展開します。敵はモクの先が見えないため、不用意に飛び出すと待ち構えている防衛側に倒されるリスクが高まります。
守りのモクは、敵がエントリーのためのセットアップ(索敵やモクの展開)を仕掛けてきた瞬間に合わせるのが効果的です。敵の勢いを一時的に止めることができます。

なお、守りのモクはサイト側入口にフラットに炊くのが基本です。サイト側にモッコリと炊いてしまうと敵がモクのどの位置から侵入してくるか分かりづらくなるため、エントリーを助ける利敵モクとなる場合があります。
耐えモク
耐えモクとは、防衛側がサイト内で生存し続けるために、あえてサイト内に展開するモクのことです。
敵の猛攻を受けてサイトを維持できないとき、サイト内の通路やオブジェクト周辺に展開します。モクによって敵の進行ラインを分断し、クリアリングすべき箇所や射線を複雑化させることが目的です。

敵はモクの裏や周囲に防衛側が潜んでいる可能性を警戒せざるを得ず、サイト内を完全にクリアするためのテンポが大幅に遅れます。
耐えモクの目的は、敵に警戒を強いることで、他サイトにいる味方が到着するまでの時間を稼ぐことです。
リテイクモク
リテイクモクとは、一度敵に奪われたサイトを取り返すために使用するモクのことです。
スパイクを設置した後の攻撃側は、サイト内の有利なポジションや、サイト外のエリアから射線を通しています。リテイクモクは、これら設置後の敵が構えている射線を遮断するために展開します。
例えば、サイトの外から射線を通している敵の目の前にモクを焚き、サイト内の味方を撃てないようにします。
リテイクモクの目的は、取り返しを阻む敵の有利な射線を潰し、味方がサイトに侵入するルートを安全にすることです。
その他のモク
基本の形以外にも、特定の状況で絶大な効果を発揮する特殊なモクが存在します。
ワンウェイモク
ワンウェイモクとは、自分からは敵の足元が見える一方、敵からはこちらの姿が全く見えないモクのことです。
壁の突起物などにモクを引っ掛け、下部に隙間を作ることで成立させます。防衛側が一方的に有利な撃ち合いをできるため、特定のマップやポジションで非常に強力な防御手段となります。
高ランク帯のコントローラーは味方が撃ち合っている場所にワンウェイモクを炊いて自然に味方の有利状況を作ったりもできます。
解除者の足元だけを見せる解除阻害モクとして利用されることもあります。

解除モク
解除モクとは、スパイクを解除している味方を守るために、スパイクの真上に重ねて焚くモクのことです。
敵からの視界を遮ることで、解除者の正確な位置を隠します。
敵はモクの中へ向かって闇雲に撃つか、あるいは自らモク中に侵入するしかなくなり、解除の成功率が大幅に上がります。
設置モク
設置モクとは、スパイクを安全に設置するために、設置ポイントの周囲の射線を切るモクのことです。
サイト内を完全に制圧できていない段階でも、このモクがあれば強引にスパイクを設置できる確率が上がります。
設置の時間切れが近い場合などにも有効です。
トラップ回避用のモク
オーメンのように3次元的な位置にモクを展開できるエージェントの場合、トラップ回避用にモクを炊くこともできます。
たとえばキルジョイのアラームボットは頭部に反応する仕様のため、モクの上部のみを地面から出すようにしてアラームボットを隠すように展開(アラームボットはモク中、通過するエージェントの頭部はモク外)すると、アラームボットが反応しなくなります。
キルジョイはガジェットを頼りに裏の情報をとっているため、上手く行けば敵に警戒されずにあっさりと裏取りすることができます。
コントローラーは先に死なないこと
コントローラーを使う上で最も重要なことは、ラウンドの序盤で先に死なないことです。
VALORANTにおいて、モクの有無はエリアのコントロール権に直結します。コントローラーが最初に倒されると、チームはラウンド中、一切の射線を遮ることができなくなります。
モクがない状態での攻めやリテイクは、圧倒的に不利になります。
そのため、コントローラーは常に味方の少し後ろに位置取り、生存を最優先に立ち回る必要があります。
逆に、相手のコントローラーを先に落とせばその後の試合展開を有利に運ぶことができます。
モクのカウンター利用に注意する
モクは味方を守る便利なツールですが、敵に悪用される危険性も含んでいます。特に警戒すべきなのが、強索敵イニシエーター(ソーヴァやフェイド)によるカウンターリコン(ホウント)です。
例えば、攻め側がヘヴンからの射線を切るために、ヘヴンモクを焚いた状況を想定します。クリアリング箇所を限定し、安全にサイト内へ侵入できるように見える局面です。

しかし、ヘヴンにいる防衛側が、そのモク越しにフェイドの「ホウント」やソーヴァの「リコンボルト」をサイト内へ投げ込んできた場合、それを瞬時に壊したり避けたりできなければサイト内でエリアを広げようとしている味方が、モク越しに赤くハイライトされます。
敵はモク越しにサイト内の味方を一方的に視認して攻撃してくるため、何がなんだかわからずキルされることになります。

特に強索敵イニシエーターが開幕でリコンスキルを使わずに温存している場合や、クールタイムが経過してスキルが復活しているタイミングは要注意です。
あえてヘブンにはモクを炊かずにクリアリング箇所を増やすほうが安全な場合もあります。
また、ハーバーのようにモクにシールドを貼れるエージェントの場合は、ヘブンモクにシールドを貼ることでモクのカウンター利用を阻止することもできます。
逆に、強索敵イニシ(ソーヴァやフェイド)を使用している方は、カウンターリコンの定点を覚えておくことで相手の不用意なモクを利用することができます。

まとめ

本記事ではモクの大まかな目的を解説し、基本となるモクから「耐えモク」「リテイクモク」といった専門的なモクの種類、それぞれの目的を解説しました。
コントローラーは常に敵、そして味方の位置や状況など試合展開を把握する必要のあるエージェントですが、その存在はチームの動きやすさや勝率に大きく貢献することができます。
以上。本記事の内容が少しでも参考になりましたら嬉しいです。
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