VALORANTをプレイしている方で、
マウスやマウスパッドにはこだわっているのに、
キーボードはなんとなくで選んでいる人
結構多いのではないでしょうか?
確かにFPSのデバイスの優先度として、マウス > キーボード というのは多くの配信者や
プロが口を揃える共通した認識です。
しかし、VALORANTのようにストッピングが重要なゲームでは、
キーボードの性能やサイズ選びも勝率に大きく影響すると考えます。
筆者はこれまで多くのゲーミングデバイスやガジェットをレビューし、
FPSタイトルを中心に実際の使用感を確認してきました。
本記事では、VALORANTに適したキーボードの選び方と、
プロにも愛用者の多いおすすめの5製品を、用途別に分かりやすく紹介します。
読み終わる頃には、自分に合った1台がはっきりイメージできるでしょう。
結論として、
ゲームの快適性のみを追求する場合か、作業もゲームも1台でこなしたい場合かで
選択肢が大きく変わります。
60%とTKLどちらを選ぶべきか
最初に、最も迷いやすい
「60%サイズかTKL(テンキーレス)サイズか問題」から説明します。
いきなり結論ですが、
- ゲームの快適性だけを優先する場合
→ 60% - 仕事や学業の作業も1台でこなしたい場合
→ TKL(テンキーレス)
が良いでしょう
60%キーボードは本体が非常にコンパクトで、マウスとの距離を詰めやすく、マウスの可動域を最大限に確保できるのが大きなメリットです。
一方で、TKLサイズはテンキーだけを省いた構成なので、ファンクションキーや矢印キーをそのまま使えます。在宅勤務やレポート作成などの作業も快適にこなせる万能サイズです。
VALORANTを中心に考えると、ラピッドトリガー対応モデルは60%とTKLに集中しているため、
この2つのサイズから選べば大きく外すことはありません。
VALORANTでキーボードが重要な理由
ラピッドトリガーでストッピング精度が変わる

VALORANTでは、敵と撃ち合う瞬間にしっかり足を止められるかどうかが、勝率を左右するといっても過言ではありません。
ラピッドトリガー対応キーボードは、キーの押し込み量の変化でオンオフを判定するため、キーを少し戻すだけで入力をオフにできる点が大きな特徴です。
この特性により、AキーとDキーの切り替えによるストッピングやジグルピークが、従来のメカニカルキーボードより格段にやりやすくなります。
結果として、不完全なストッピングによるシューティングエラーの発生率が下がるため、初弾の精度が上がり、同じエイム力でも勝ちやすくなります。
マウスの可動域を確保することもエイムの一部

ローセンシでプレイするVALORANTユーザーは、マウスを大きく動かすためのスペースが必須です。
60%キーボードに変えると、キーボードの右側が大きく空き、マウスを広く振れるローセンシ環境を作りやすくなります。
一方で、ゲーム以外の作業も行うなら、矢印キーやファンクションキーが独立しているTKLキーボードが便利ですが、多少マウスの可動域に影響する範囲は大きくなります。
VALORANT向けキーボードの選び方
1. ラピッドトリガーと可変アクチュエーションはほぼ必須
VALORANTで本気でランクを上げたいなら、ラピッドトリガー機能と可変アクチュエーションを最優先で選ぶことをおすすめします。
理由は以下の3点です。
- キーを浅く押した瞬間に移動を開始できる
- 少し戻しただけで入力オフになりストッピングが速くなる
- キーごとに反応位置を調整できるため、誤入力を減らせる
この3点は、従来のメカニカルスイッチでは得にくい大きなメリットです。
Wooting 60HEやZENAIM KEYBOARD、Apex Pro TKL(2023)、Razer Huntsman V3 Proシリーズなど、
競技シーンでも用いられる上位モデルの多くがこの条件を満たしています。
2. 用途別に「60%」か「TKL」を選ぶ
ゲームの快適性のみを追求する場合 → 60%キーボード

ゲーム専用でPCを使っている人、もしくはノートPCを別に用意している人には60%キーボードをおすすめします。
理由は以下のとおりです。
- 本体が非常にコンパクトでマウススペースを最大化できる
- 腕の開きが小さくなり、姿勢が安定しやすい
- オフラインイベントなどにも持ち運びやすい
VALORANTのようなFPSにおいて、マウスの可動域と姿勢の安定は照準のブレを抑えるうえで大きな要素になります。
マクロやファンクションキーをあまり使わないなら、Wooting 60HEやRazer Huntsman V3 Pro Miniのような60%サイズが最も快適な選択肢になると考えられます。
作業もゲームも1台でこなしたい場合 → TKLサイズ

在宅勤務やレポート作成など、日常的な作業も同じキーボードで行いたい人には、TKL(テンキーレス)サイズが良いでしょう。
理由は以下のとおりです。
- テンキーだけ省き、ファンクションキーと矢印キーを保持
- 表計算やショートカット操作も快適
- マウススペースもフルサイズより十分広く確保できる
Apex Pro TKL(2023)やREALFORCE GX1のようなモデルは、ゲームとタイピングの両方を高いレベルで両立できるため、1台で何役もこなしたい人に非常に向いています。
3. US配列とJIS配列の違いを理解して選ぶ
キーボードを選ぶ際には、US配列(英語配列)とJIS配列(日本語配列)の違いも重要です。
- 無変換キーや変換キーがあり、日本語入力の切り替えが直感的
- エンターキーが縦長で、今までノートPCなどで慣れている人が多い
- キーの数が多く、記号キーの配置がやや複雑になりやすい
- キー数が少なくシンプルなレイアウト
- スペースバーやシフトキーが長く、ゲーム中に押しやすい
- キーキャップの選択肢が豊富で、カスタムしやすい
VALORANTのプレイ自体はどちらの配列でも大きな差はありません。
しかし、Wooting 60HEのようにUS配列のみのラインナップも多く、JIS配列を選びたくても選択肢が限られるケースがあります。
すでにUS配列のキーボードを使ったことがある人や、新しく慣れる覚悟がある人なら、US配列の方がハイエンドモデルの選択肢が広いと感じるはずです。
一方で、仕事で日本語入力を頻繁に行う場合や、ノートPCのJIS配列に強く慣れている場合は、JIS配列の方がストレスなく使いやすいと考えられます。
最終的には、「いま自分がどちらの配列に慣れているか」と、「欲しいモデルがどの配列で展開されているか」のバランスで決めるのがおすすめです。
4. スイッチの種類と打鍵感

VALORANT向けキーボードで主に候補になるのは、次のようなスイッチです。
- 磁気スイッチ(Wooting、ZENAIM、CORSAIRなど)
- 光学スイッチ(Razer Huntsmanシリーズなど)
- 静電容量無接点方式(REALFORCE GX1など)
これらは打鍵感や打鍵音の好みで選ぶと良いでしょう。
5. 接続方式

VALORANTでは安定性を重視して、基本的には有線接続をおすすめします。
どうしてもワイヤレスモデルが良い場合は、
- 2.4GHz接続の専用ドングルに対応していること
- 有線接続にも対応していること
を確認しておくと安心です。
なお、Bluetooth接続による無線接続はラグが発生するためFPS用途としてはおすすめできません。
VALORANT向けおすすめキーボード5選
ここからは、上記の条件を踏まえたうえでのおすすめキーボードを5つ紹介します。
私の独断ではなく、プロや有名配信者に愛用者の多いモデルを中心に構成しました。
1. Wooting 60HE+|60% & ラピトリでゲーム専用の最有力候補

ゲームの快適性だけを追求するなら、 まず候補に入れるべき1台がWooting 60HE+です。
- 60%レイアウトでマウススペースを最大化
- 磁気スイッチ採用で高精度なラピッドトリガーに対応
- キーごとのアクチュエーションポイントを細かく調整可能
- Wootilityソフトで詳細な設定が行える
VALORANTにおいて、ストッピングやジグルピークの精度を上げたい人にとって、現時点で最強クラスの選択肢と言って差し支えありません。(プロや配信者の愛用者も圧倒的に多いキーボードです)
価格は高めですが、「VALORANTを本気でやるからデバイスは妥協しない」という人なら、投資する価値は非常に大きいモデルです。

2. ZENAIM KEYBOARD / ZENAIM KEYBOARD 2|国産ブランドの競技特化モデル
次に紹介するのは、国内ブランドとして注目度が高いZENAIM KEYBOARDシリーズです。
- 磁気スイッチ採用でラピッドトリガーに対応
- キーごとのアクチュエーション調整が可能
- 日本語配列(JIS配列)と英語配列(US配列)を選びやすいラインナップ
- 日本メーカーらしい安定した品質とサポート
60%に近いコンパクトなレイアウトから、TKL寄りのサイズまでラインナップがあり、ゲーム専用構成にも、作業兼用構成にも合わせやすいのが魅力です。
Wooting 60HEと同じく競技寄りの性能を求める人に向きますが、デザイン面や国産ブランドの安心感で選ぶ人も多い印象です。
プロチームのZETA DIVISIONとの共同開発品としても知られており、「Lazさんの特注キーボード」といっても過言ではない製品です。

3. SteelSeries Apex Pro TKL(2023)|TKLで仕事とゲームを両立したい人向け
作業もゲームも1台でこなしたい人に強くおすすめしたいのが、SteelSeriesのApex Pro TKL(2023)です。
- TKLサイズで矢印キーやファンクションキーを搭載
- OmniPoint 2.0スイッチでラピッドトリガーに対応
- アクチュエーションを0.1mm単位で調整可能
- 有機ELディスプレイから設定を直接操作できる
在宅勤務や学業のレポート作成では、矢印キーやFキーを使う場面が多く、60%キーボードでは少し不便に感じることがあります。
Apex Pro TKL(2023)は、作業のしやすさとゲーミング性能を高いレベルで兼ね備えた1台なので、仕事用PCとVALORANT用PCを兼用している人に特におすすめです。
4. Razer Huntsman V3 Pro Mini|ブランドで揃えたい人向けの60%ラピトリ機
Razer製デバイスで周りを固めているなら、Razer Huntsman V3 Pro Miniも有力候補になります。
- 光学スイッチ採用のラピッドトリガー対応モデル
- 60%サイズでマウススペースをしっかり確保
- アクチュエーション調整に対応し、反応位置を細かく設定可能
- Razer Synapseで他のRazer製品とライティングを統一できる
ゲームの快適性を重視しつつ、見た目やライティングを含めてRazerで統一したい人にぴったりのキーボードです。
60%サイズなのに日本語配列が選べる点も良いですね。
5. REALFORCE GX1|静電容量無接点方式でタイピングも重視したい人へ

最後に紹介するのが、REALFORCE GX1です。
- 静電容量無接点方式による軽快で指に優しい打鍵感
- ゲーミング向けの設計で遅延も少なく、安定した入力が可能
- 長時間のタイピングでも疲れにくい
- TKLベースのレイアウトで作業にも使いやすい
- 30gと45gの押下圧を選択可能
仕事で文字入力を多く行う人にとっての総合力は非常に高いといえます。
「VALORANTも遊ぶけれど、1日の大半は文章作成や資料作成に使う」という人には、最適解に近いキーボードです。
VALORANTの最高ランクであるレディアントに何度も到達しているNeo-Porte所属のVTuber「麻倉シノ」さんが使用されていることでも有名です。

まとめ
最後に、この記事の要点を整理します。
- VALORANTで勝ちやすくするなら、
ラピッドトリガーと可変アクチュエーションへの対応がほぼ必須 - キーボードサイズは、まず用途で決めるのがおすすめ
- ゲームの快適性のみを追求する場合 → 60%キーボード
- 作業もゲームも1台でこなしたい場合 → TKLサイズ
- US配列(英語配列)は選択肢とカスタム性に優れる
- JIS配列(日本語配列)は日本語入力のしやすさと慣れやすさに優れる
- ゲーム専用なら
Wooting 60HEやRazer Huntsman V3 Pro Miniが有力候補 - 作業兼用なら
Apex Pro TKL(2023)やREALFORCE GX1が非常にバランスが良い - 国産ブランドの安心感や配列の選びやすさを重視するなら、
ZENAIM KEYBOARDシリーズも強力な選択肢
まずは自分が
- ゲームの快適性だけを突き詰めたいのか
- 仕事や勉強も1台でこなしたいのか
- US配列とJIS配列のどちらに慣れているのか
を整理してから、60%かTKLか、US配列かJIS配列かを決めてみてください。
そのサイズや配列から気になるキーボードが見つかったら、通販サイトの商品ページや口コミもチェックしながら、自分の環境に合うかどうかをじっくり確認してみてください。
丁寧に吟味し納得して選んだキーボードは、VALORANTのプレイを長く支えてくれる心強い相棒になってくれることでしょう。


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